パチスロ 勝てない台

パチスロ 勝てない台

 (随分と立派な眉毛ねえ……)髪も瞳も、見事に力強い黒い色をしている

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そんな立派な顔のパーツに、仕立てが上等すぎると観察眼ある者が見たなら判る普段着を身に付けている少年は、恐らくは同い年だと思えた

王都から来たのだと、ジュリアンが心の内からまた説明してくれるのを聞きながら、トレニアが座っている状態から見上げていると、その男の子は心が物凄く拗ねているのがわかる

ただ、それを"表に出してはいけない"と、自分に懸命に言い聞かせてもいた

そして、"表に出してはいけない"と言い聞かせている"言葉の響き"は、逞しい眉毛の少年が自分から出したのではなくて、少年の為を思って出された諫言―――戒めの言葉

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その戒めの言葉を思い出す事に、王都からきた黒髪の少年は心を沈ませてもいた

教えて貰った《表現をすることも大事ですが、我慢をすることも、時には必要で大切なのですよ》、という言葉が確り判って身に染みている

けれど、"拗ねた態度を表にださない"と我慢することは、言葉を教えてくれた人と事を思い出し、その別離の悲しさも伴う

(この感じの喋り方は"御婦人"なんだろけれど、この逞しい眉のお兄さんの、"母親"ではないみたいね)トレニアに聞こえて見えた、厳つい眉の男の子の"思い出の声"に触れて自然にそう思えた

《グロリオーサって名前で、この国の王様の今のところ、最後の子どもなんだって

で、俺は王都の話とか聞きたいから、付きまとってんだ》その黒髪の少年の側にいる、幼馴染みはそんなことを言ってはいるが、単純にグロリオーサの事が心配なのだろうと言うのが判る

(ジュリアンは相変わらず、優しいんだから)そんなことを考えていると、トレニアは"キュッ"と手を握られた

握ってきたのは、つい先程までグズっていた男児

《―――この知らないお兄ちゃん怖いから、かえりたい》そんな気持ちを今は思い浮かべている

母親を恋しいという思いよりも、知らない場所からやって来た、立派な眉毛のお兄さんの方に恐れ入ってしまったようであった

心の読めているトレニアからしたならば、グロリオーサという名前の少年は拗ねたいけれど、拗ねられない、堪えているだけなのだとわかる